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よろずトーク 骨粗鬆症に対する運動の功罪 

 2月 10日、女性部会は北海道大学大学院保健科学研究院教授の遠山晴一氏を講師に迎え「骨粗鬆症に対する運動の功罪」と題して「よろずトーク」を開催し、女性医師・歯科医師 13 名が参加した。

 学習会では、骨粗鬆症の予防と治療は、ロコモティブシンドロームの観点から女性にとって非常に重要であるとし、骨のリモデリング等の基礎的な知識から、予防可能な危険因子まで詳しく解説した。

 自らがトライアスロン競技のアスリートであることから、自身の経験や日常のトレーニングについてユーモアを交えながら紹介した。さらにスポーツ整形外科医師の立場から、女性アスリートの三主徴として、エネルギー不足・無月経・骨粗鬆症を挙げ「栄養面はもちろん、運動量調節も必要」と締めくくった。

 学習会終了後に講師も交えた懇親会が行われ、講師への質問や医師・歯科医師の垣根を越えた交流が行われ、穏やかな雰囲気で終了した。


会員忘年会 

マジックショーで会場を笑顔に

 

 会員忘年会を12月2日に開催し、会員と家族合わせて65人が参加した。
 石塚事業部長の司会のもと、加藤会長より「来年度は診療報酬をはじめ、色々な改定が目白押しであるが、本日は新しい年に向けて英気を養っていただきたい」と挨拶があり、開宴となった。途中「緑の妖精 マジシャンやまちゃん」によるマジックショーが催され、会場を巻き込んだマジックに子どもも大人も楽した、抽選会では、豪華商品が当たる度に会場から大きな歓声があがり、終始和やかな雰囲気の中、歓談と会食を楽しんだ。
 最後に伊藤副会長から「本会は今後も会員のために色々な活動を進める予定であり、ご協力をお願いしたい」と挨拶があり会は終了した。
 参加者からは「こんなに楽しい会なら、来年は孫も連れて参加したい」など、大変好評であり、名残惜しそうに家路についた。


秋季歯科スタッフセミナー

実践を交え防犯を学ぶ

 

 11月25日、女性スタッフを対象とした「防犯セミナー」を開催した。
 講師に綜合警備保障ALSOKのスタッフを迎え「女性を対象とした犯罪から自分を守るためにできること」をテーマに、危機意識を高め、対策を講じることの重要性を学んだ。
 前半は、女性が被害に遭いやすい犯罪について、道内で起きた事例を説明。最近増えているSNSが絡んだ犯罪や、夜道で狙われやすい状況などの注意点を学んだ。また、万が一クリニックに不審者が侵入した時には、立ち向かうのではなく、まず安全に逃げることが大切であると力説した。
 後半は、二人一組となり、簡単にできる対処法を実際に学んだ。参加者からは「楽しんで学ぶことができた」などの声が寄せられた。

 

 

 


2017医療フォーラム

社会保障のあるべき姿展望

 11月25日「私たちの老後は本当に安心?〜社会保障・医療保険を中心に」をメインテーマに医療フォーラムを札幌市で開催。当日は道内各地より64名が参加した。14回目となる今回は︑鹿児島大学大学院司法政策研究科教授の伊藤周平氏が特別講演を行い、その後のパネルディスカッションでは本会の橋本副会長と戸倉理事がパネリストとして参加。日本の社会保障と医療保険制度等についてフロアを交えて活発な議論が行われた(講演要旨は別掲)。

 はじめに、主催者を代表し挨拶に立った野川副会長は「超高齢社会を迎えた我が国において、社会保障の充実に国民の関心は向いている。こうした中、安倍政権は「社会保障改革」の名のもとに社会保障費の抑制策を押し進めている。特に医療・介護においては、患者負担増の施策が次々に実施されている現状がある。本日は、社会保障のあるべき姿や今後についてともに考えたい」と述べた。

特別講演

 引き続き、伊藤氏が「社会保障・医療保険の理念と今後の展望−国民健康保険の都道府県単位化と財源問題を中心に」をテーマに特別講演を行った。
 伊藤氏は、安倍政権の社会保障改革は、日本国憲法25条1項に規定する生存権を空洞化する政策であり、これにより貧困や格差が拡大することは必至。このような政策は、貧困層の若者を自衛隊に志願させる米国のような経済的徴兵制を促し、安全保障関連法の成立とともに、日本を戦争のできる国にする基盤づくりとなっている。こうした中、2018年の診療報酬・介護報酬の同時改定に向け、医療・介護分野の改悪が加速している現状や、給付抑制が進む介護保険制度改革と国民健康保険改革を中心に、安倍政権の社会保障改革の動向等について考察。憲法に基づいたあるべき「税制改革」「社会保険改革」の方向を提示し、その実現に向けた課題等について解説した。

医療制度改革に活発な議論

 その後のパネルディスカッションでは、橋本副会長が「医療政策と都道府県の役割」と題し、都道府県において医療費が「適正」となるように計画を策定させ、地域差解消のため県単位でのレセプトデータの迅速な提供が行われることや、都道府県別診療報酬点数が設定される危険性等について触れ、政府が推し進める医療費抑制策の狙いと問題点について解説した。続いて、戸倉理事は「口から始める健康づくり」をテーマに、8020運動・歯と全身の健康に関する実態調査等のデータを示し、歯科医療と全身の健康との関係や医療費抑制につながる可能性について述べるとともに、長寿社会における歯科医療の役割、保険と自費の関係等について説明した。
 また、フロアからは「今までは各市町村で特別会計からの繰り入れを行う等で保険料を抑えてきたが、都道府県単位になると国・都道府県・市町村・被保険者の保険料負担割合はどうなるのか」「国保の広域化による道と各市町村の関係性は」「諸外国で実施されている有効と思われる介護サービスは」等、多岐にわたる質問や意見・感想が寄せられ、活発な議論が行われた。
 最後に、司会の佐々木理事は、われわれにとって身近である社会保障・医療保険制度は大変難しいが重要な問題である。本会は、今後もこのような活動を通じ多くの国民の理解を深めるための取り組みを続けていくと述べ、医療フォーラムを終了した。

 


 

2017 医療フォーラム[特別講演要旨]

 

 

社会保障・医療保険の理念と今後の展望

−国民健康保険の都道府県単位化と財源問題を中心に

鹿児島大学大学院司法政策研究科

教 授 伊藤 周平 氏

 

 

 

問題の所在−安倍政権のもとで進む社会保障削減

 安倍政権は、社会保障改革の名のもと、社会保障費の抑制や削減(以下「社会保障削減」という)を進めている。2017年度予算でも、社会保障費の自然増部分が1400億円(概算要求時点6400億円→5000億円)削減されている。
 こうした中、2018年の診療報酬・介護報酬の同時改定に向け、医療・介護分野を中心に改革(悪)が加速している。ここでは、給付抑制が進む介護保険制度改革と国民健康保険改革を中心に、安倍政権の社会保障改革の動向とゆくえを考察し、憲法に基づいた税制改革・社会保険改革の方向を提示し、その実現に向けた課題を展望する。

介護保険制度改革の動向とゆくえ

 介護保険については、介護保険自体が社会福祉改革の先駆けと位置づけられ、それをモデルとして社会福祉法制の再編が行われてきた経緯があり、また、介護分野では、医療分野の日本医師会のような強力な圧力団体がなく、当事者団体も脆弱なことから、制度の見直しのたびに、徹底した給付抑制と負担増が進められてきた。
 とくに、2015年の介護報酬改定は、全体で2・27%のマイナス改定、介護職員処遇改善加算の拡充分(プラス1・65%)などを除けば、基本報酬は4・48%のマイナス改定で、過去最大の引き下げ幅となった。介護職員の処遇改善加算の増額がなされたが、基本報酬の引き下げで、多くの介護事業者は軒並み減収となり運営が苦しくなり、平均月収が全産業の平均よりも約10万円も低い介護職員の賃金がさらに低下し、介護現場の深刻な人手不足を加速させ、2016年の介護事業者の倒産は108件と過去最多を記録した(東京商工リサーチ調べ)。 介護保険は、介護保険料と介護給付費が直接に結びつく仕組みであり、制度が理念として掲げている「介護の社会化」が進んで、介護保険施設や高齢者のサービス利用が増え、また、介護職員の待遇を改善し、人員配置基準を手厚くして、安心できる介護を保障するため介護報酬を引き上げると、介護給付費が増大し、介護保険料の引き上げにつながる仕組みになっている。介護報酬単価の引上げは、1割の利用者負担の増大にもはねかえる。しかし、現在の介護保険の第1号被保険者の保険料は、定額保険料を基本とし、低所得の高齢者ほど負担が重いうえに、月額1万5000円以上の年金受給者から年金天引きで保険料を徴収する仕組みで(特別徴収)、保険料の引き上げには限界がある。結果として、給付抑制が政策的にとられやすく、現にこれまでもとられてきた。介護保険のジレンマである。

国民健康保険の都道府県単位化の問題

 医療保険では、2018年度から、国民健康保険の都道府県単位化が実施される。
 しかし、そもそも、国民健康保険財政の赤字問題は、加入者に高齢者や低所得者、無職者が集中していることによる構造的問題であり、保険規模を大きくしたところで、赤字が解消されるわけではない。国民健康保険の都道府県単位化の本当の目的は、市町村の法定外繰入のような財政補填のための公費支出を廃止し、都道府県ごとに保険料負担と医療費が直結する仕組み、つまり介護保険や後期高齢者医療制度と同様の仕組みをつくりあげることにある。
 かりに、法律上、都道府県の税支出による財政補填が可能になっても、各都道府県は、その域内に医療提供水準などが異なる多くの市町村を抱えているため、支出に対する政治的合意を得ることは難しく、都道府県としては医療費抑制を図らざるを得ない。
 そして、医療費抑制を図るため、都道府県は医療費適正化計画とともに地域医療構想を策定することとされており、病床削減などについての都道府県知事の権限を強化し医療供給体制をコントロールする仕組みが構築されている。
 国民健康保険の都道府県単位化は、保険料の引き上げを抑制するため、いわば都道府県間で医療費削減を競わせる仕組みを構築することを意図しているといえる。

税制改革と社会保険改革の方向

 一方、社会保障財源については、現在のように、その主要財源を消費税に求めるかぎり、貧困や格差の拡大に対処するために、社会保障支出の増大が不可避となり消費税を増税し続けなければならなくなる。増税ができなければ、社会保障を削減し、貧困と格差の拡大を放置するかしかない。消費税は、社会保障の財源として最もふさわしくないのである。
 現在の消費税中心の税制の歪みを是正し、税の所得再分配機能を強化するには、憲法の原則にもとづいた税制改革が必要である。具体的には、所得税を基幹税として再構築し、大企業や富裕層への課税を強化すべきである。ついで、法人税については、法人税率の引き下げをやめると同時に、大企業の優遇税制を見直し、課税ベースを拡大する必要がある。
 また、日本は社会保障給付費の9割以上を社会保険方式で実施している社会保険中心の国であり、社会保障財源の中では社会保険料収入の占める比重が大きい。実際に、社会保険料の負担は、先進諸国ではトップレベルとなっており、個人の所得税負担より社会保険料負担の方が大きいのは、主要国中では日本だけである。しかも、社会保険料は、給付を受けるための対価とみなされているため、所得の低い人や所得がない人にも保険料を負担させる仕組みをとることが多く、社会保険料は、低所得の人ほど負担が重く逆進性が強い。
 こうした逆進性の強い社会保険改革が必要となる。具体的には、社会保険料について減免措置の拡大、他の国に比べて社会保険料負担に占める割合が低い事業主負担と公費負担を大幅に増大させるべきである。介護保障については税方式への転換も課題といえる。

今後の課題

 安倍政権の社会保障改革に対峙し、どのような対案を提示していくべきか。
 まず、医療提供体制改革に対しては、地域医療の実態を無視した、病床の機械的な削減をさせないため、自治体レベルで、地域医療構想に医療機関や住民の意見を反映させること、医療関係者が中心となって、どのような医療需要があり、どの程度の病床が必要かを具体的に提言していく運動が必要であろう。そもそも、稼働していない病床が多数存在しているのは、病床自体が過剰というより、必要な医師・看護師が確保されないことに原因があるとの指摘もある。まずは、医師・看護師の確保を図る施策が求められる。
 将来的な医療保険の制度設計については、当面は、現在の国民健康保険、被用者保険の並列状態を維持しつつ、老人保健制度や国民健康保険への公費投入を増やしていくべきと考える。まずは減らしつづけてきた国民健康保険の医療費国庫負担を元の水準、少なくとも、1984年改正前の40%にもどすべきだろう。
 また、70歳以上の高齢者と乳幼児については医療費の無料化を、国レベルで実現する必要がある。そして、将来的には、政府を保険者とし、すべての国民を被保険者とする医療保険制度を構築し、収入のない人や生活保護基準以下の低所得者については保険料を免除し、国際的にも水準の低い公費負担と事業主負担を増大させることで10割給付の医療保障(つまり、すべての被保険者について医療費負担なし)を実現すべきであろう。


第7回 歯科市民集会

口から幸せになろう!

保険で良い歯科医療を目指して

 11月18日「口から幸せになろう!」をテーマに、第7回歯科市民集会を札幌市で開催し、一般市民や医療関係者等114人が参加した。基調講演には北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系小児歯科学分野教授の齊藤正人氏を招き、札幌歯科技工士会、北海道歯科衛生士会の協力のもと、定期的な検診による予防の重要性、歯科技工士の現状と口腔ケアの大切さを伝えると共に、保険で良い歯科医療を求める本会の活動を紹介した。

  石塚理事の司会のもと、主催者を代表して野川副会長が「今日は、お口の健康を良い状態で維持することの大切さについて知っていただき、皆様のお口の健康についての認識を高めていただきたい」と挨拶した。 基調講演では、齊藤正人教授が「お口の健康をめざして〜よくあるお口の疑問・質問にお答えします」と題し、むし歯や歯周病、口臭やインフルエンザ等との関わり等について、一般市民にわかりやすく丁寧に講演した。歯ぐきみがき、糸ようじや歯間ブラシ等を使ったケアの重要性、予防の大切さについて説明。むし歯や歯周病には自覚症状のないものもあり、早期発見・早期治療につながる定期的な検診の重要性を説いた。

 続いて、札幌歯科技工士会の道垣内(どがいと)茂樹会長が「歯科技工士の仕事 今〜未来」をテーマに、歯科技工士の仕事や現状について説明した。歯科技工士の業務や冠、ブリッジ、義歯の作業工程を写真を交えて詳しく紹介し、歯科技工士に対する理解を求めた。また、別室では技工士会役員による歯科技工物の展示も行われ、多くの市民が説明に熱心に耳を傾けた。

 後半は、北海道歯科衛生士会札幌支部役員の松岡円氏が「お口の健康を守ろう!〜セルフケアのポイントと健口体操」をテーマに講演した。口腔内の健康を保つために重要な「唾液腺マッサージ体操」や、口呼吸を鼻呼吸に改善しアレルギー改善やインフルエンザ予防に役立つ「あいうべ体操」を紹介。また、歯間ブラシの使い方や、入れ歯のお手入れポイントについても解説した。さらに、歯科衛生士会マスコットの「歯ットくん」人形を使って、参加者全員で「むすんでひらいて・健口体操」を楽しく行った。

 引き続き、本会の今上理事が、保険医の立場から「保険で良い歯科医療のはなし」をテーマに講演した。わが国の国民皆保険制度に関して、医療保険制度の歴史的経緯、医科と異なる歯科の「保険診療と自費診療」の問題点、国民医療費に占める歯科医療費の割合、政府の医療費抑制政策による歯科医療の厳しい現状や問題点を説明。また、保険で良い歯科医療を求める本会の活動を紹介し、窓口負担の軽減、保険の適応範囲の拡充を求める署名活動への協力を呼びかけた。

 最後に、三浦理事が「保険で良い歯科医療の実現を目指し、今後も皆さんにこのような機会を提供していきたい。今日の講演会をきっかけに口から幸せになりましょう」と会を締めくくった。

 参加者には歯科関連グッズが無料配布され「予防の大切さを感じ、定期的に検診に行こうと思った」「技工士さん の仕事がこんなに大変だとは思わなかった」「衛生士さんにもっと気軽に相談できる場があってほしい」等の感想が寄せられた。


 文化講演会 音楽の魅力に酔いしれる 

 文化講演会を 11月11日、札幌市内で開催し、当日は道内各地より136名が参加した。

 石塚理事の進行のもと、第一部ではみべ音楽院院長の三部安紀子氏が「音楽に生きる」と題して講演。三部氏は海外生活の実体験を紹介しながら、音楽への思い、音楽が持つ魅力や可能性について熱く語った。さらに、来年10月にオープンする札幌文化芸術劇場について説明し「我々は北海道の若き世代のために、この劇場を市民と共に育てていかなければならない」と協力を呼びかけた。

 第二部では、ソプラノ佐々木アンリ氏とピアノ新堀聡子氏によるミニコンサートを開催。ビゼー作曲 オペラ「カルメン」より「ハバネラ」やプッチーニ作曲 オペラ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」など6曲が披露され、佐々木氏の美しい歌声と圧倒的な歌唱力に聴衆は酔いしれた。

 参加者からは「三部先生の音楽への情熱、芸術の大切さや必要性を感じるお話で大変良かった」「三部先生が携わっている劇場の完成が待ち遠しく感じられる、大変素晴らしいお話とコンサートだった。」「こんな近い距離でオペラを聞けて感動した」などの声が多数寄せられ、大変好評だった


道産ワインの魅力を満喫
〜ワイナリー巡りツアー〜


▲ ワイン用のぶどう畑を前に説明を聞く参加者 

 9月24日、ワイナリー巡りツアーを開催し、22医療機関、40名が参加した。
 今回は、昨年の文化講演会で「道産ワインの魅力」をテーマに講演していただいたワインクラスター北海道代表でシニアソムリエでもある阿部眞久氏にガイドをお願いし、小樽・余市方面にあるワイナリーを巡った。
 はじめに小樽にある「北海道ワイン」に移動。そこでは、ワインの製造工程について、実際に貯蔵所内に入って説明を聞きながら見学した。さらに、ソムリエが厳選した4種類のワインが用意され、それぞれの特徴を解説していただきながら試飲も行った。
 その後、余市にある「鶴亀温泉」に向かい、お昼は新鮮な海の幸にこだわった料理を堪能した。
 午後からは「余市ワイナリー」に移動し、施設の見学や試飲、買い物を楽しんだ。最後の「オチガビワイナリー」では、オーナーの落希一郎氏の説明を聞きながら施設内を見学。その後、テラス席に移動して壮大なワイン畑を望みながら用意された自慢のワインを試飲し、帰りには沢山のお土産のワインを抱える参加者もいた。また、帰る途中には小樽の「新南樽市場」にも立ち寄り、買い物を楽しんだ。
 参加者からは、「ソムリエの説明を聞きながら施設の見学や試飲ができ、とても良い企画だった」「点在するワイナリーを効率よく見学することができ、大変良かった。来年もまた参加したい」など、大変好評だった。

 


快適なシニアライフに向け準備

 

 9月2日、ライフプラン講座を開催し、道内各地から38名が参加した。講師にファイナンシャルプランナーの須藤臣氏を迎え、「仕組みを知って賢くお得にもらう〜楽しく暮らすための生(い)き活(い)き年金講座」と題して、年金について詳説した。
 須藤氏は、はじめに公的年金の仕組みや漏れなく受け取る方法を丁寧に解説。その中で厚生年金の受け取り漏れが多くあることに触れ、漏れを防ぐために職歴や当時加入していた年金を把握しておくことが重要とした。また、様々な夫婦のモデルケースを挙げ、死亡した場合の遺族年金や離婚の際の年金分割等、年金に関する事情や問題をわかりやすく説明した。次に、個人年金の商品の違いを税金の観点から解説し「目先の積立時だけではなく、年金受け取り時を考えた上で商品を上手に活用していくことが大切」と述べた。
 講演の最後には、事前に会員から寄せられた質問に対し丁寧な回答があり、参加者は熱心に聞き入っていた。
 参加者からは「とてもためになった」「いつも楽しくわかりやすい」等の感想をいただき、大変好評だった。


保健請求の疑問点を整理・検討

〜歯科保健請求・審査等に関する講習会〜

8月19日、「歯科保険請求・審査等に関する講習会」を札幌で開催し、全道各地から120名の会員が参加した。

 田辺隆歯科部副部長が講師を務め、「保険請求の根拠の整理検討会〜これって請求できるの?どうしてダメなの?」をテーマに、返戻や査定に関する日常の様々な疑問点について、解決の根拠、日常診療での留意点などを検討した。「行った治療行為については、委縮することなく、歯科点数表の解釈(通称・青本)に則って請求すること」が保険請求の原則として、請求の根拠について整理し、詳しく解説した。

 はじめに、療養担当規則(第18条、第21条)について確認を行い、基本診療料では初診料についての考え方や算定の原則、医学管理では歯科疾患管理料の算定要件やう蝕多発傾向者に関する留意点等について説明。在宅医療では歯科訪問診療料・訪問歯科衛生指導料の記載事項について、注意点を挙げた。また、処置の算定ポイントを項目ごとに説明し、歯周治療におけるSPT(歯周病安定期治療)に関して詳しく解説。歯周治療用装置についても触れ、事例をもとに解説した。

 講習会終了後、参加者からは「毎年参加しているが、非常に勉強になり感謝している」「貴重な情報をわかりやすく説明していただき、毎回楽しみにしている」「次回も是非参加したい」等の感想が寄せられ大変好評だった。


歯科診療時における救命の注意点を学ぶ

・・・ 医療安全管理に関する研修会

 

 

 7月8日、歯科会員対象の「医療安全管理に関する研修会」を開催し、全道から19人が参加した。講師は、本会前会長の小笠原俊一顧問(南札幌脳神経外科院長)が務めた。

 前半は、医療法で定められた「医療安全」「院内感染対策」「医薬品業務手順「医療機器に係る安全管理体制の確保」を中心に、安全管理に関する項目について説明した。さらに、心肺停止・ショック(特にアナフィラキシーショック)の対処方法について、歯科診療時に想定される注意点を、事例を挙げて詳しく解説した。

 後半は、参加者が実際に人体モデルでAEDシミュレーターを使用し、インストラクター指導のもと心肺蘇生の実習を行った。

 万が一、自院で患者が倒れた場合どうするのか、対応の手順を確認し合い、必要な薬剤・器具(AED)等の設置場所などをどこにあるか把握し、素早い対応ができるよう、現場のリーダーとして、普段からの心構えが重要であるとした。参加者には、研修終了後に受講修了証書が交付された。


各種届出の基準と実践を学ぶ

・・・ 歯科施設基準届出に係る研修会

 7月8日、講師に、北海道医療大学歯学部教授の川上智史氏を迎え、「歯科外来診療環境体制加算」「在宅療養支援歯科診療所」「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」の施設基準の届出に必要な研修会を開催し、会員46人が参加した。
 「歯科外来診療環境体制加算」では、算定に必要な要件である歯科外来診療時における偶発症に対する緊急時の対応や、医療事故、院内感染症対策などの医療安全体制整備について説明した。医療の安全管理は管理者一人でできるものではなく、同じ職場の皆が同じ目線で業務に当たり、行動することが最もよい対策となるとした。
 さらに、「在宅療養支援歯科診療所」については、高齢社会・訪問新診療の現状、栄養状態の確認の重要性、認知症高齢者の口腔ケアの困難さ等について、症例をもとに解説した。
 参加者には「届出目的の参加であったが勉強になった」などの感想が寄せられ、研修終了後、施設基準届出に必要な受講修了証書が交付された。


「歯科市民集会」に協力を要請

・・・ 2団体と合同懇談会を開催

 

 本会歯科部は、7月15日、㈳北海道歯科衛生士会、札幌歯科技工士会と合同懇談会を開催した。道歯科衛生士会から小林札幌支部支部長他2名、札幌歯科技工士会から道垣内会長他3名、本会から野川副会長他7名の役員が出席した。

 懇談会は、はじめに野川副会長より「厳しい歯科医療情勢のなかで、将来に向けて協力して様々な活動を続けていきたい」と挨拶があった。

 続いて、札幌技工士会から、役員改選の報告があり、道垣内会長は「歯科医療の重要性をマスメディアや市民に伝える意味からも歯科市民集会は大切な事業で今後も協力していきたい」と述べた。また、北海道歯科衛生士会は、小林札幌支部長より、卒後3年以内の衛生士を対象とした研修会等を通じ「歯科衛生士という職種への理解を深めたい」と報告があった。

 三浦歯科部長から本会の活動内容と役員改選の報告を行い、石塚事業部長が11月18日開催予定の「第7回歯科市民集会」の企画説明と開催に向けた協力の要請を行い、活発な意見交換が行われた。


   春季歯科スタッフセミナー     

受付業務の基本編を学ぶ

6月24日、春季歯科スタッフセミナーを開催し、歯科医師・スタッフあわせて35医療機関65名が参加した。
 昨年6月に発行された「歯科スタッフセミナー資料集︱窓口業務の基礎知識」(改訂第7版)をテ
キストに、受付業務の基礎的な内容を、わかりやすく丁寧に解説した。
 前半、講師の林明宏理事は「デンタルスタッフの窓口業務で守るべき基本的事項」「医療保険制度全般」「各保険証・受給者証の取り扱い」等を説明。
 続いて、今上岳彦理事は「高齢者医療制度」「公費負担医療」等について説明し、更に、公費負担医療では「北海道の医療費助成制度」についても触れ、詳しく解説した。
 参加者からは、「ポイントを絞っての説明で理解しやすかった」「少し曖昧だった保険のことも理解できた」「これまで疑問だったことが解決した」などの感想が寄せられ、大変好評であった。


    開業医のための実務セミナー   

  医院経営のポイントを解説  

 6月25日に「開業医のための実務セミナー」を本会理事が講師となり札幌市内で開催し、全道各地から医師・歯科医師、スタッフ等合わせて38医療機関56名が参加した。開業医に加え勤務医等も多く参加し、熱心に聴講した。
 午前の部は、医療機関におけるスタッフの募集・採用方法、労働条件、就業規則等について、変更点も含めて「雇用管理は医院経営成功のための重要な要素であるが、スタッフと院長との信頼関係が最も大切」と解説した。
 医療関連法規では、医業・歯科医業の広告や医療安全、医療事故、医業所得や医療法人等についてポイントを丁寧に分かりやすく説明した。


 午後の部は医科と歯科に分かれ、保険請求、審査、指導・監査に関する解説を行った。平成28年度診療報酬改定後の留意点を中心に、医療保険の基礎知識、窓口業務や請求事務について、具体的な事例を挙げて分かりやすく説明。
 さらに、行政指導の実施状況、指導時の心構えや指摘事項を講師の体験等を踏まえて解説した。
 セミナー終了後は、活発な質問が寄せられ、参加者からは「大変勉強になった」「有意義な内容だった」など、大変盛況だった。


 電子メディアによる子どもへの悪影響を警鐘
   女性部会 市民公開セミナー                                                                                                                
 

 10月15日、札幌市で市民公開セミナーを開催した。講師に旭川赤十字病院小児科部長の諏訪清隆氏を招き、テーマを『電子メディアと子どもたち』〜多様化するメディア社会に生きる子どもたちの心と体を守るために〜としてご講演いただいた。当日は医療・教育関係者や一般市民等23名が集まり、講演に聞き入った。

 諏訪氏ははじめに電子メディアによる子どもの体力や学力等、様々な方面への影響を説明。ゲーム機の普及直後から体力が著しく低下している実態や、スマートフォン(スマホ)の使用時間が長時間になるにつれてテストの点数が低くなる現状等、グラフを用いてわかりやすく解説した。テストの点数については、勉強もスマホも全くしない子どもより、平日2時間以上勉強しスマホを3時間以上使用する子どものほうが点数が低いという興味深い事実に参加者は衝撃を受けていた。

 また、日本の小学生は十数年前から電子メディア接触時間が世界一であることにも触れ、睡眠時間や勉強時間を削ってネットを利用する子どもが存在することから、子どもの電子メディア依存への懸念を訴えた。

 諏訪氏は最後にネットトラブルに巻き込まれる子どもが数多くいることに言及し、普段から相談できる環境づくりの重要性を説いた。「子どもと過ごす時間は長くない。TV・スマホより家族と過ごす楽しい体験を大切に」と述べ、講演を締めくくった。

 


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