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北海道保険医会事務局

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医科 保険診療セミナー

保険診療セミナー


改定概要・診療の留意点を解説

 

 7月12日、医師、事務職員を対象とした「保険診療セミナー」を開催し、78名が参加した。セミナーは、本会研究部の担当役員が講師となり、今次診療報酬改定の概要や行政指導の内容などを説明した。
 前半、松本理事は「平成30年度診療報酬改定概要」と題し、今次改定の外来部分について、疑義解釈を交えながら全般的に概説した。また、8月診療分より、乳幼児・重度心身障がい者・ひとり親の請求が、公費併用レセプトによる請求に変更となることを紹介。レセプトの記載方法が複雑となる場合があると注意を促した。
 後半は「審査と指導、保険請求」をテーマに、伊藤理事が保険診療や請求上の留意点のほか、審査や各種行政指導の違い等について解説。査定を受けた場合には、増減点連絡書に記載されている査定箇所だけでなく、査定の事由について確認して欲しいと述べた。
 その後の質疑応答では、参加者から入院患者などに対する診療情報提供料(機砲了残螢襦璽襪筺休日などに行った電話再診の算定方法をはじめ、多くの質問が出され、大変盛会であった。

 


歯科施設基準届出に係る研修会

 

各種届出の基準を学ぶ

歯科施設基準届出に係る研修会

  7月7日、北海道医療大学歯学部口腔機能修復・再建学系高度先進保存学分野教授の川上智史氏を講師に迎え「歯科外来診療環境体制」「院内感染防止対策」「在宅療養支援歯科診療所」「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」に係る施設基準の届出に必要な研修会を開催し、全道から会員93名が参加した。
 歯科外来診療における院内感染防止対策として、歯科診療所での偶発症誘発因子や患者急変の病態など緊急時の救命救急の備え等について説明。医療事故や院内感染に対する注意点や事故発生後の適切な対応について解説した。医療の安全管理は、管理者一人でできるものではなく、同じ職場に従事する者同士の協力と気付きにより達成され、同じ目線で行動することが最もよい対策となるとした。
 さらに、在宅療養支援歯科診療所については、高齢社会・歯科訪問診療の現状や栄養状態の確認の重要性を説明。認知症高齢者の口腔ケアの困難さや高齢者の口腔内の特性、う蝕や歯周病の重症化予防についても詳説した。
 参加者からは「限られた時間内で、非常にためになる内容だった」「最新情報も含め大変役に立つ」等の感想が寄せられた。
 研修終了後、参加者には施設基準届出に必要な受講修了証書が交付された。


活動の紹介

 歯科医療安全管理に係わる研修会


医療安全管理の基礎と歯科診療時にみる注意点を学ぶ

 

 7月7日、歯科会員を対象とした「医療安全管理に関する研修会」を開催し、全道から56名が参加した。
 講師は、本会の小笠原俊一顧問が務め、前半は医療法で定められた「医療安全管理」「院内感染対策」「医薬品業務手順」「医療機器に係る安全管理の体制の確保」を中心に、安全管理に関する項目について説明した。
 さらに、心肺停止・ショックの対処方法について、歯科診療時に想定される注意点を挙げ、蘇生処置として行うアドレナリン注射の方法についても解説した。万が一、自院で患者が心肺停止の状態に陥った場合、どうすればよいのか注意点を詳説した。手順を確認し合い、連絡先や必要薬剤や器具、AEDの設置場所などを常に把握しておくなど、素早い対応が必要であり、現場のリーダーとして油断せずに普段からの心構えが重要であるとした。
 後半は、参加者が実際に人体模型とAEDシミュレーターを使い、インストラクター指導のもと心肺蘇生の実習を行った。
 参加者からは「AEDによる実習等がありとても役立ちます。講師の先生の話も具体的で分かりやすく感じた」等の感想が寄せわれた。
 研修終了後、参加者には受講修了証書が交付された。

講師の小笠原顧問

インストラクター指導のもと
心肺蘇生実習を行う参加者

 


活動紹介


診療報酬改定の要点を解説

小樽・ 後志支部 歯科保険講習会

 

説明する芦田副部長

  6月30日、小樽市において小樽・後志支部主催の「歯科保険講習会」が開催された。本会歯科部より三浦歯科部長と芦田副部長が講師を務め、今次改定の要点を再検証した。
 三浦部長は「4月の診療報酬改定以後、疑義解釈が次々出され、本会の新聞・HP等で逐一お知らせしてきた。本日の講習会では、その後の内容を含め解説させていただきたい」と挨拶した。続いて、事務局より本会の共済制度の紹介を行い、各種制度のメリットを詳しく説明し新規加入や増口をお願いした。
 講習会では、芦田副部長が「平成30年診療報酬改定の要点」をテーマに、今次改定の概要に関し発出された疑義解釈を交えながら説明を行った。
 基本診療料では新設された施設基準の届出等の留意点について、医学管理料では新たに加わった歯科疾患管理料の3つの加算(小児口腔機能管理加算、口腔機能管理加算、総合医療管理加算)について算定の留意点を詳説した。また、歯周病安定期治療を行う上の留意点、歯周治療用装置を用いた治療の進め方等について解説した。最後に在宅医療における算定要件の見直し、訪問歯科衛生指導料に新たに導入された単一建物診療患者の考え方について解説した。
 参加者からは多くの質問があり「診療報酬改定後の疑問点がよく理解できた」「不安が解消された」などの意見が寄せられた。

 

 

 

 


 

活動紹介


30年度活動方針・予算を承認

札幌支部定時総会・同記念講演



 6月21日、札幌支部は平成30年度定時総会を開催した。
 長野省五支部長は挨拶で「本部の活動に協力すると共に新規事業を企画するなど支部の活動を活発化させていく。例年以上にご協力をお願いしたい」と述べた。
 続いて、昨年他界した芦田眞造議長を含む15名の物故会員への黙祷を行い、佐藤文彦副議長による総会成立宣言後、議案審議に入り「平成29年度活動報告・会計決算報告、監査報告」ならびに「平成30年度活動方針案、予算案」を賛成多数で議決した。
 総会終了後は「貧困はどこからやってくるか?信頼を作る社会へ」をテーマに、北海道大学法学研究科の吉田徹教授による記念講演を開催。
 吉田教授は「社会の信頼度」をキーワードに現代日本社会における「貧困」の多様な広がりや、それにどのように対処していくかについて述べた。さらに、氏も運営に関わる札幌市西区の子ども食堂の活動なども交えながら、他先進諸国の状況も紹介しつつ詳説した。〔9月5日号に講演要旨を掲載予定〕

 


活動紹介


「骨太の方針2018」の問題点を指摘

小樽・後志支部総会で記念講演


 小樽・後志支部(橿棒伸二支部長)は6月15日、総会を開催し、支部会員が参集した。
 総会後の記念講演では加藤会長が当日閣議決定となった「『骨太の方針2018』からみた今後の医療」のテーマで、社会保障を巡る経済、財政政策の概要について講演した。
 講演では、特に問題となる政策として「地域別診療報酬の設定」「給付率自動調整の仕組みの導入」「定額負担の拡大」を挙げた。
 「地域別診療報酬の設定では、医療費の適正化(抑制)が計画通りに行かない場合、診療報酬そのものを引き下げる仕組みで、最終的な責任を医療機関が負わされることになる。給付率自動調整の仕組みも同様に、医療費の伸びに応じて保険負担割合を縮小させ患者負担を増やす仕組みが考えられている。定額負担の拡大は、かかりつけ医以外を受診した場合は患者に定額の費用負担を求めるもので、いずれの制度も医療費の増加を国以外に負担させることを目的としており、国民の生命・健康を守るという国の責務を放棄するもの」と批判した。保団連や日医などの医療関係団体や保険者、地方公共団体に加え、与党内部からも批判があり、本会も、患者負担増に繋がる医療改悪が進まないよう積極的に活動を進めたいとの方針を示した。

 

 

 

 


活動紹介


「ゼロ税率」適用を求める要請書 提出

6.14 保団連国会行動

 6月14日、保団連は国会行動を実施し、20協会98人が参加した。
 また同日には、財務省交渉を行い消費税10%への引き上げ中止と医療への「ゼロ税率」適用を求め要請した。
 この交渉で財務省担当者は、保団連が要求するゼロ税率に対して「消費税法上は、複数税率の一つである『ゼロ税率』はありうる発想」と応じた。
 さらに、他の医業税制への影響について、保険診療への事業税非課税は「地方税であり、財務省の直接の所管ではない」とするとともに、4段階税制(概算経費率)について「消費税制も含め医業税制全体のあり方をめぐる議論の中で決めるべきもの」との認識を示した。
 また、議員要請では、本会の「消費税増税中止」と「ゼロ税率」を求める会員からの要請書を北海道4区選出の本多平直衆議院議員(立憲民主党)に手渡し、消費税の引き上げ中止と医療への「ゼロ税率」の適用を重ねて要請した。

 

本多議員(右)に「ゼロ税率」要望書を手渡す


活動紹介

 開業医のための実務セミナー

「労務」「税務」「保険診療」を中心に

 


 6月17日に「開業医のための実務セミナー」を札幌市内で開催し、全道各地から医師、歯科医師、事務職員等あわせて23医療機関31名が参加した。当日は開業医に加え勤務医も多く参加し、熱心に聴講した。
 午前の部では、労務管理や医療関連法規、税務対策に関する説明を行った。労務関係としてスタッフの募集や採用方法、労働条件、就業規則等について説明した。医療関連法規では、医療広告の規制や医機機器などの安全管理など医療安全対策、医事紛争の具体的事例について紹介。税務対策として、医業所得や医療法人等に関してポイントを丁寧に解説した。
 午後の部では医科と歯科の会場に分けて、医療保険の基礎知識や日常の窓口業務、保険請求の留意点、審査・指導・監査に関する講習を行った。行政指導の種類、実施状況や指導時の指摘事項などを説明した。
 参加者からは「興味深く有意義な内容だった」「非常に参考になった」「他のセミナーでは聞くことができない基本的な内容が聞けてよかった」などの感想が寄せられた。



活動紹介


帯広・十勝支部研修会

疑義解釈をもとに改定概要を解説


<医科会場>


<歯科会場>

 

 6月16日、帯広・十勝支部(福井洋支部長)は本会役員を講師に支部研修会を開催。当日は医師、歯科医師、事務職員あわせて42名が参加した。研修会は医科と歯科の2つの会場に分かれ、疑義解釈等の資料をもとに解説があった。
 医科会場では鈴木研究部長および伊藤副部長が外来と在宅医療で新設された点数や算定要件の変更について解説。抗菌薬の適正使用については小児適正使用支援加算だけでなく、地域包括診療料などの算定要件に追加されているため、小児科以外も留意が必要と説明した。
 歯科会場では、鈴木財政部長および今上理事が改定の留意事項について解説。初再診料や外来環等施設基準に関する規定が新設・変更され、届出が必要なものや届出時期の注意を促した。また口腔機能管理に小児と高齢者に関する加算点数が新設されたことに触れ、定められた症状や機能の低下等、算定用件を説明した。
 参加者からは「小児抗菌薬適正使用支援加算の対象病名とは」「同加算の算定後に抗菌薬を使用する場合、請求はどのようにしたらよいのか」などの質問が寄せられ、盛会だった。


歯科スタッフセミナー

 

受付業務の基本編を学ぶ
〜 歯科スタッフセミナー 〜

 6月9日「歯科スタッフセミナー」を開催し、歯科医師・事務職員あわせて18名が参加した。
 三浦歯科部長は「本日は今年5月に発行された『歯科スタッフセミナー資料集―窓口業務の基礎知識』をテキストに進めていくが、日頃も受付に常備し、窓口業務を円滑に進めていただきたい」と挨拶した。
 前半、講師の林理事は、「保険診療の仕組み」「医療保険の仕組みや受付業務の注意点」「各保険証、受給者証の取り扱い」のほか、歯科診療録への記入の注意点について説明した。
 続いて、西理事は「高齢者医療制度」「公費負担医療」「患者一部負担金の軽減制度」等について説明。さらに「北海道の医療費助成制度」の8月以降の変更点についても触れ、詳しく解説した。
 参加者からは「何年経っても必要な知識をわかりやすく説明いただき、大変勉強になった」「資料集を読んで、より知識を身に付けたい」などの感想が寄せられた。


活動紹介

 

医科 初期研修医に向けた保険診療研修会

 

 初期研修医に向けた保険診療に関する研修会を、5月23日勤医協中央病院で開催した。当日は1年目の初期研修医8名(内テレビ会議1名)と病院職員4名が参加した。
 初めに橋本副会長から、北海道保険医会の成り立ちや最近の活動について説明した。続いて「保険診療の理解のために〜保険医の役割について」と題して、保険診療の仕組みや医師法等、医業を行う上で基礎となる知識について解説。最後に共済制度について説明し、終了した。
 参加者は、臨床現場での体験談や患者対応にも興味深く耳を傾けていた。また保険医として医療機関で働くにあたり、「初期研修医が常識的に知るべき事項が多数あることがわかり大変勉強になった」などの感想が寄せられた。


歯科 北大・道医療大で出張保険講習会

  

 歯科部では、北海道大学と北海道医療大学の歯学部で、主に勤務医を対象に出張保険講習会を開催し、多数の参加を得た。

 

本会の活動の紹介をする
野川副会長


北海道医療大学 歯学部

  


北海道大学 歯学部

■ 北海道大学歯学部

 5月28日「保険診療とは」をテーマに開催し、歯学部所属の歯科医師・研修医など約60人が参加した。
 野川副会長は、本会の主な活動や共済制度等の会員のメリット等について説明。鈴木理事は、国民皆保険制度や保険医・保険医療機関が守るべき療養担当規則等、保険診療の基本的な関係法を中心に説明。さらに審査・指導、監査等の仕組み、カルテ記載の重要性について述べた。
 第二回目は6月5日に開催。田辺理事が講師となり「今回の保険改定を踏まえた保険講習会」と題し、歯科医師・関係職員約200人を超える参加があった。今次改定の重要点や算定時の留意事項について説明。保険診療のルールや保険医のカルテ記載の重要性を訴えた。


■ 北海道医療大学歯学部

 6月7日、北海道医療大学あいの里キャンパスで開催し、臨床に携わる教授・准教授、講師、研修医、歯科衛生士など約50人が参加した。佐藤理事から、本会の活動内容等を紹介し、会員のメリットである共済制度について説明した。 田辺理事は、基本診療料・医学管理料・在宅医療等の項目ごとに、今次改定の要点や算定時の留意事項について詳説。さらに、誤りの多いレセプト請求事例や、改定後に発出された疑義解釈・通知等についても解説を行った。


活動紹介

 接遇・電話対応マナー講座

道内各地から217人が参加

 

 6月2日、ANAビジネスソリューションの矢川美惠子氏を講師に迎え、接遇・電話対応マナー講座を札幌市内で開催した。当日は全道各地から92医療機関、217人のスタッフ・医師・歯科医師が参加した。
 講演で矢川氏は、相手にどのように思われるか、見られるかということをいつも意識しながら「お客様視点」「仕事に挑む姿勢」「チームスピリット」をテーマに、実技を交えながら接遇の基本や患者さんへの接し方のポイントについて、わかり易く解説した。
 後半の電話対応では、見えない相手にも良い印象を与えるコミュニケーションの取り方について「正確」「迅速」「簡潔」「丁寧」をキーワードに具体的なケースを想定しながら練習を行った。
 参加者からは「今までこのような研修を受けたことがなかったので、すごく勉強になった」「職場ですぐに実践できる事ばかりで大変参考になった」「言葉遣いや印象を見直す良い機会になった。これから定期的に参加したい」など、大変好評であった。


ライフプラン講座


ライフサイクルに合わせた計画を

 

 5月19日、ライフプラン講座を開催し、道内各地から28名が参加し た。講師にはファイナンシャルプランナーの須藤臣氏を迎え、「若いうちから備えよう 老後も家族も安心のマネープラン〜資産運用、年金、保険、相続〜」と題し講演を行った。
 須藤氏は初めに保障設計の考え方について触れ「日本人は保険に多く入りすぎている。自分のライフサイクルに合わせ、その都度見直していくことが大切」として、必ず入らなければならない保険や生命保険の入り方等を詳説した。
 また、マイホームの購入・年金受給開始等それぞれのライフイベントに関する必須知識等もわかりやすく解説した。
 参加者は熱心に講演に聞き入り、時折笑いもこぼれる和やかな講演会となった。講演会終了後には「何回聴いても臣さんのお話は面白い」「とても勉強になった。今後見直していく事項が整理でき、感謝する」等の声が寄せられ大変好評であった。


活動紹介

 

小樽市医師会との共催で改定研修会

 

 

 本会小樽・後志支部と小樽市医師会の共催による、診療報酬改定の研修会が4月23日に開催された。小樽市医師会との共催は今回で3回目となり、医師、事務職員など60名が参加した。研修会では本会研究部の松本理事が講師となり、新点数の算定要件やカルテ・レセプト記載の留意事項などを解説した。
 開会にあたり本会の加藤会長は、今次改定について「点数設定が細分化され、算定要件も複雑化している。正しい解釈と最新の情報をもとに、日常の請求事務に生かしてほしい」と述べた。
 続いて講師の松本理事から、今次改定に関する概要が解説された。特に、今回新設された「オンライン診療料」では、診療歴や対象患者などの前提要件、また、利用する情報通信機器やセキュリティー対策等をオンライン診療のガイドラインをもとに解説。歯科医療機関との情報連携を評価した
「診療情報連携共有料」については、提供する情報の内容や方法、診療情報提供料との算定要件の 違いなどを説明した。
 投薬関係では、ベンゾジアゼピン系薬剤の長期継続処方に関して減算規定が導入されたことに対し、減算規定から除外となる要件を詳細に説明。
「不安又は不眠に係る適切な研修」については日医のeラーニングの受講も該当すると疑義解釈を紹介し、活用についてアドバイスした。
 最後に主催者を代表して阿久津小樽市医師会長は、講師への謝辞とともに、今後も保険医会の支援を得て講習の機会を持ちたいと抱負を述べ、会を終了した。


改定内容に困惑の声

医科新点数検討会に500人超参加

 診療報酬改定に伴う、医科の新点数検討会を3月25日札幌で開催し、会員や事務職員等500人を超える参加があった。検討会では﹁点数表改定のポイント﹂を資料に研究部の講師団が改定の概要について2時間半にわたり解説。質疑応答では、通知を待たなければ判断できない改定内容に対し、困惑の声が多数聞かれた。


 入院外の点数では、初診時の「機能強化加算」やITを利用した「オンライン診療料」等の新設された点数を中心に算定要件や施設基準の届出について解説した。

機能強化加算・オンライン診療料が新設

 機能強化加算は、診療所や中小病院のかかりつけ医機能を評価したもので、地域包括診療加算や小児かかりつけ診療料等の届出が要件となっていることを説明。また、地域包括診療料や地域包括診療加算についても、在宅医療の提供を強化した「1」の区分が新設されており届出時の施設基準の留意点を解説した。
 オンライン診療料については、受診歴や特定の管理料等の算定など該当患者に関する制限や、再診料、在宅患者訪問診療料を算定する月は算定できないなど、請求上の要点をフローチャートをもとに解説。緊急時の診療体制の確保、利用可能な情報通信機器等の取扱いについては、今後厚労省から通知されるガイドラインや疑義解釈で内容を確認するよう注意を促した。これに関連して、電話等による再診が整理され、定期的な医学管理を前提として行われる場合には算定できなくなることが明確化され、今後は緊急性等の算定要件について考慮する必要があるとした。

歯科との連携で新設点数

 医学管理では、歯科医療機関との情報連携に対し新設された「診療情報連携共有料」について解説した。別の歯科医療機関からの求めに応じ、患者に係る検査結果、投薬内容等の情報を文書で患者または歯科医療機関に対して交付することが要件となる。診療情報提供料のように他医療機関での診療の必要に応じて診療情報を提供するものではなく、歯科治療上の必要性から情報を求められた場合に算定可能と算定要件の違いを説明した。
 在宅医療では、複数医療機関による訪問診療が可能になったことや、医療機関に併設する介護施設等の入居者へ訪問診療した場合、さらに低報酬となる点数が新設されたことを解説。また、在宅患者訪問診療料(機砲裡韻任蓮∈濛陬拭璽潺淵襯吋加算に「人生の最終段階における医療・ケア決定プロセスに関するガイドライン」等の内容を踏まえ患者、家族と話し合うことが要件に加わっており、4月以降の対応の必要性を強調した。

施設基準・届出事項の管理に留意を

 入院点数では、一般病棟入院基本料の再編について説明した。
 急性期一般入院基本料と地域一般入院基本料とに区分され、一部の入院料を算定する病棟では従前の「重症度、医療・看護必要度」の評価票気函■庁丕奪如璽燭魍萢僂靴伸兇里い困譴を選択する。また「重症度、医療・看護必要度」の該当患者割合は届出要件の変動特例が適用されない等の基準管理について留意を求めた。
 療養病棟入院基本料では、従前の褥瘡評価実施加算が褥瘡対策加算に名称変更され、点数も2区分に再編。患者ごと、1日ごとに評価を行い、前月実績との比較で、状態が悪化した場合は点数が1日単位で減額される仕組みとなることを説明した。
 届出に関する手続きの改定では、入院基本料等の施設基準に係る届出書添付書類の一部が様式9に統合されたことや、厚生局に届け出る書類が正副2通必要なものは、1通のみの提出に変更されたことが確認された。療養担当規則の改定で、分割調剤の処方箋様式の追加がされたものの、分割調剤を行わない場合は従前の様式を用いることを説明した。
 
 その後の質疑応答では、妊婦加算の算定時に患者が妊婦であることの確認が要件とされているが、確認方法については通知を待たなければ判断できず、現場での対応に不安な声が寄せられた。またベンゾジアゼピン系薬剤の長期処方について「一時的な休薬をした場合」「定期処方から頓服間の処方変更による算出期間のリセット」等、減算規定から除外されるケースについて質問が寄せられ、4月を目前に、新点数の改定内容に困惑する参加者の声が多数聞かれた。  


歯科新点数検討会

全道から900人以上が参加!

 歯科新点数検討会を3月18日に札幌、函館、旭川、帯広、北見、釧路の全道6カ所で同日開催し900人を超える会員、スタッフ、未入会員が参加した。各会場では支部役員の協力のもと、本会歯科部理事が詳細な解説を行った。さらに基本診療料の新基準に関連し院内感染防止に関する研修会を開催した。

 新点数検討会は、保団連発刊の「2018年改定の要点と解説」をもとに、今次診療報酬改定の各項目に関し詳細な解説と検討を行った。
 札幌会場では、野川本会副会長の挨拶に続き、保団連副会長として厚労省交渉を担当した田辺本会歯科部副部長が講師を務め「今次の歯科診療報酬改定は、新設の項目や施設基準が多いが、既存のものでも再編や変更が行われ非常に複雑で難しくなった」と強調。改定の項目に関しては、基本診療料への施設基準の導入、医学管理での口腔疾患の重症化予防や口腔機能低下への対応、か強診の機能評価の強化、周術期口腔機能管理の推進、医科歯科連携、処方料算定、在宅医療での単一建物の概念導入などについて、解説部分や改定前後の表に加え、通知の変更箇所まで詳細な説明を行った。
 今回の改定では、基本診療料の初・再診料に新たな施設基準が加わったため、新点数検討会の終了後に「院内感染防止に関する研修会」を会員を対象に開催し小堀理事が講師を務めた。受講者には後日修了証が送付される。
 また、改定に関する質問の他に、今次改定に対する「診療報酬改善 私のひと言カード」のアンケート( 保団連) を実施。多くの感想、意見が寄せられた。
 今回、全道6カ所で開催した新点数検討会のうち札幌会場での解説ならびに改定事例の説明に関する音声ファイルを本会のホームページに掲載した。質問への回答、今後出される疑義解釈、通知等もホームページや本紙「歯科保険診療研究」(4面)に随時掲載の予定でありご確認をお願いしたい。

 


歯科臨床講演会

歯科はがん患者にどう向き合うか

講師:北海道がんセンター口腔腫瘍外科 医長 上田 倫弘 氏


 2月24日、独立行政法人国立病院機構北海道がんセンター口腔腫瘍外科医長の上田倫弘先生を講師に迎え、歯科臨床講演会を開催。会員・スタッフなど42名が参加した。
 講演に先立ち野川副会長は「今回の改定は医科歯科連携がキーワードになる。高齢化で病気を持った患者が増える中、歯科医師はどのように患者に接するべきか、今日の講演を今後の診療に役立てて欲しい」と挨拶した。
 講演では、がん患者の特徴や歯科治療時における注意点等を、実際の症例や手術のビデオなども交え説明。日本では、先進諸国に比べ口腔がんに対する国民の意識が低いため発見が遅れ、罹患者も増加傾向にある。そのため、担癌状態あるいは治療後に歯科を受診する患者も増えている。また、骨吸収抑制薬関連顎骨壊死(ARONJ)に対する見解もポジションペーパーに基づき述べ、歯科医師はこれまで以上に口腔を通して全身の健康管理に努めるべきとした。
 参加者からは「最新のがん治療の話を聴けて大変勉強になった」「BP系製剤を使用中の患者の治療の参考になった」「大変な治療に携わっている先生に感謝の気持ちです」などの感想が寄せられ大変好評であった。
 講演後には田辺歯科副部長より、平成30年診療報酬改定に関する直近の情報について説明があった。今回は医科歯科連携関連の新設項目等も多く「非常に複雑で難しい改定となっているため、ぜひ新点数検討会に参加して欲しい」とした。


よろずトーク 骨粗鬆症に対する運動の功罪 

 2月 10日、女性部会は北海道大学大学院保健科学研究院教授の遠山晴一氏を講師に迎え「骨粗鬆症に対する運動の功罪」と題して「よろずトーク」を開催し、女性医師・歯科医師 13 名が参加した。

 学習会では、骨粗鬆症の予防と治療は、ロコモティブシンドロームの観点から女性にとって非常に重要であるとし、骨のリモデリング等の基礎的な知識から、予防可能な危険因子まで詳しく解説した。

 自らがトライアスロン競技のアスリートであることから、自身の経験や日常のトレーニングについてユーモアを交えながら紹介した。さらにスポーツ整形外科医師の立場から、女性アスリートの三主徴として、エネルギー不足・無月経・骨粗鬆症を挙げ「栄養面はもちろん、運動量調節も必要」と締めくくった。

 学習会終了後に講師も交えた懇親会が行われ、講師への質問や医師・歯科医師の垣根を越えた交流が行われ、穏やかな雰囲気で終了した。


会員忘年会 

マジックショーで会場を笑顔に

 

 会員忘年会を12月2日に開催し、会員と家族合わせて65人が参加した。
 石塚事業部長の司会のもと、加藤会長より「来年度は診療報酬をはじめ、色々な改定が目白押しであるが、本日は新しい年に向けて英気を養っていただきたい」と挨拶があり、開宴となった。途中「緑の妖精 マジシャンやまちゃん」によるマジックショーが催され、会場を巻き込んだマジックに子どもも大人も楽した、抽選会では、豪華商品が当たる度に会場から大きな歓声があがり、終始和やかな雰囲気の中、歓談と会食を楽しんだ。
 最後に伊藤副会長から「本会は今後も会員のために色々な活動を進める予定であり、ご協力をお願いしたい」と挨拶があり会は終了した。
 参加者からは「こんなに楽しい会なら、来年は孫も連れて参加したい」など、大変好評であり、名残惜しそうに家路についた。


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