[活動紹介] 2018年度医科新点数検討会

投稿日時 2018-04-20 | カテゴリ: 活動の紹介

改定内容に困惑の声

医科新点数検討会に500人超参加

 診療報酬改定に伴う、医科の新点数検討会を3月25日札幌で開催し、会員や事務職員等500人を超える参加があった。検討会では﹁点数表改定のポイント﹂を資料に研究部の講師団が改定の概要について2時間半にわたり解説。質疑応答では、通知を待たなければ判断できない改定内容に対し、困惑の声が多数聞かれた。


 入院外の点数では、初診時の「機能強化加算」やITを利用した「オンライン診療料」等の新設された点数を中心に算定要件や施設基準の届出について解説した。

機能強化加算・オンライン診療料が新設

 機能強化加算は、診療所や中小病院のかかりつけ医機能を評価したもので、地域包括診療加算や小児かかりつけ診療料等の届出が要件となっていることを説明。また、地域包括診療料や地域包括診療加算についても、在宅医療の提供を強化した「1」の区分が新設されており届出時の施設基準の留意点を解説した。
 オンライン診療料については、受診歴や特定の管理料等の算定など該当患者に関する制限や、再診料、在宅患者訪問診療料を算定する月は算定できないなど、請求上の要点をフローチャートをもとに解説。緊急時の診療体制の確保、利用可能な情報通信機器等の取扱いについては、今後厚労省から通知されるガイドラインや疑義解釈で内容を確認するよう注意を促した。これに関連して、電話等による再診が整理され、定期的な医学管理を前提として行われる場合には算定できなくなることが明確化され、今後は緊急性等の算定要件について考慮する必要があるとした。

歯科との連携で新設点数

 医学管理では、歯科医療機関との情報連携に対し新設された「診療情報連携共有料」について解説した。別の歯科医療機関からの求めに応じ、患者に係る検査結果、投薬内容等の情報を文書で患者または歯科医療機関に対して交付することが要件となる。診療情報提供料のように他医療機関での診療の必要に応じて診療情報を提供するものではなく、歯科治療上の必要性から情報を求められた場合に算定可能と算定要件の違いを説明した。
 在宅医療では、複数医療機関による訪問診療が可能になったことや、医療機関に併設する介護施設等の入居者へ訪問診療した場合、さらに低報酬となる点数が新設されたことを解説。また、在宅患者訪問診療料(機砲裡韻任蓮∈濛陬拭璽潺淵襯吋加算に「人生の最終段階における医療・ケア決定プロセスに関するガイドライン」等の内容を踏まえ患者、家族と話し合うことが要件に加わっており、4月以降の対応の必要性を強調した。

施設基準・届出事項の管理に留意を

 入院点数では、一般病棟入院基本料の再編について説明した。
 急性期一般入院基本料と地域一般入院基本料とに区分され、一部の入院料を算定する病棟では従前の「重症度、医療・看護必要度」の評価票気函■庁丕奪如璽燭魍萢僂靴伸兇里い困譴を選択する。また「重症度、医療・看護必要度」の該当患者割合は届出要件の変動特例が適用されない等の基準管理について留意を求めた。
 療養病棟入院基本料では、従前の褥瘡評価実施加算が褥瘡対策加算に名称変更され、点数も2区分に再編。患者ごと、1日ごとに評価を行い、前月実績との比較で、状態が悪化した場合は点数が1日単位で減額される仕組みとなることを説明した。
 届出に関する手続きの改定では、入院基本料等の施設基準に係る届出書添付書類の一部が様式9に統合されたことや、厚生局に届け出る書類が正副2通必要なものは、1通のみの提出に変更されたことが確認された。療養担当規則の改定で、分割調剤の処方箋様式の追加がされたものの、分割調剤を行わない場合は従前の様式を用いることを説明した。
 
 その後の質疑応答では、妊婦加算の算定時に患者が妊婦であることの確認が要件とされているが、確認方法については通知を待たなければ判断できず、現場での対応に不安な声が寄せられた。またベンゾジアゼピン系薬剤の長期処方について「一時的な休薬をした場合」「定期処方から頓服間の処方変更による算出期間のリセット」等、減算規定から除外されるケースについて質問が寄せられ、4月を目前に、新点数の改定内容に困惑する参加者の声が多数聞かれた。  






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