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活動の紹介
活動の紹介 : [活動紹介] 歯科保険講習会・届出研修会

歯科保険講習会・届出研修会

全道から300名以上が参加

 8月18日、本会田辺理事が講師となり「今次改定の整理と再検討」をテーマに講習会を開催した。また北海道医療大学歯学部口腔機能修復・再建学系高度先進保存学分野教授の川上智史氏を講師に迎え、今年度2回目となる歯科における各種施設基準の届出に係る研修会を同日開催した。

  「保険請求・審査等に関する講習会」を開催し150名以上が参加した。今回は7月に行った「歯科施設基準届出に係る研修会」が申込開始後すぐに定員となり、多くの会員から「研修を受けたい」との要望が多数寄せられ、再度施設基準届出に必要な研修会も同日開催することとなった。研修会への参加は150名を超え、全体で300名以上が参加した。 今次改定の留意点を解説  講習会では、田辺理事より今次改定で変更があった様々な点、また新設された項目等について説明が行われた。

 

 基本診療料では、院内感染防止対策を推進するため基本診療料に初診料の注1に係る施設基準が設けられ、口腔内で使用する歯科医療機器等について、患者ごとの交換や専用の機器を用いた洗浄・滅菌処理の徹底等、十分な院内感染防止対策を講じていることや、院内感染防止対策に係る研修を4年に1回以上、定期的に受講している常勤の歯科医師1人以上の配置要件に設定されたこと等を説明。 

 

 医学管理料では、歯科疾患管理料の要件が、初診時の口腔内所見等から歯周病が疑われ、歯科エックス線撮影又は歯科パノラマ断層撮影を行い歯周病の所見が認められる場合に、臨床症状等から必要があって暫間固定や口腔衛生指導を先に実施し、歯周病検査が実施できなかった場合においても、算定して差し支えない取扱いになった旨が説明された。また歯科疾患管理料の加算に、小児口腔機能管理加算(小機能)、口腔機能管理加算(口機能)、総合医療管理加算の3つの加算が新設され、それぞれの基本的な考え方、小機能・口機能については咀嚼機能との関係について詳説した。 

 

 検査では比較的安価に購入出来るグルコセンサーを用いた有床義歯咀嚼機能検査について算定例を提示し解説。 

 

 投薬では外来後発医薬品使用体制加算の届出時に記載する使用薬剤の計算方法等について説明した。 

 

 処置では「通則」で今まで「著しく歯科診療が困難な者」の加算は、「抑制」という考え方であったが「開口の保持または体位、姿勢の保持が必要な患者や頻繁な治療の中断を伴う患者等に対して、患者の状態に留意しながら治療を行った場合等」に算定することになったことを紹介。また、歯周病安定期治療(機砲魍始した日以降に算定できないものに「在宅等療養患者専門的口腔衛生処置」「機械的歯面清掃処置」が追加されたほか、床副子が口腔内装置に変更され、今までとは概念が変わったことを説明し、機械的歯面清掃処置の対象が、歯科衛生実地指導料と同じく「歯周疾患に罹患している患者」から「歯科疾患に罹患している患者」へ拡大したこと等を解説した。 

 

 手術では、手術における薬剤料の算定について、従前は通知記載事項より薬剤料が算定できる手術が極めて限定されていたが、改定でこれらの通知がすべて削除され、抜歯等すべての手術に際して、必要があって使用した薬剤は、併せて算定可能になったことを解説した。  歯冠修復及び欠損鋪綴では4/5冠(小臼歯)3/4冠の支台歯の築造が算定可能になり、新製から6カ月以内で有床義歯の再製作が認められる場合に「認知症や要介護状態の患者で、義歯管理が困難なため使用できない状況(修理が困難な程度に破折した場合を含む)」が追加されたこと等を解説した。 

 

 在宅医療では歯科訪問診療料に在宅患者等急性歯科疾患対応加算が包括され、診療時間が20分未満の場合、訪問診療3の算定から、各区分の所定点数の100分の70に相当する点数を算定することになった。訪問歯科衛生指導料は従来の「複雑なもの」「簡単なもの」の区分が「単一建物診療患者の人数」に応じた区分に変更され、同月内に同じ建物内で患者またはその家族等に対し、1対1で20分以上指導した場合に限り算定することになり、同月内に患者数の変更があった場合の算定法をあわせて解説した。

 

  各施設基準に必要な研修会 川上氏より「歯科外来診療環境体制」「院内感染防止対策」「在宅療養支援歯科診療所」「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所(か強診)」に係る施設基準の届出に必要な研修会が行われた。その内容は多岐にわたり、緊急時の対応・医療事故・医療安全・感染症対策・歯科疾患の重症化予防に関する継続的な管理・在宅歯科診療及び口腔機能の管理、緊急時対応・高齢者の心身特性(認知症に関する内容を含む)について、現状における厚労省の考え方や今後の方向性、またそれぞれの項目についてデータや事例を交え詳しく解説が行われた。両講演に参加した会員は最後まで真剣に受講し、研修会を終了した。

 

 ◇ ◇ ◇

 二つの講演を同日に行うことで保険診療と施設基準が密接にリンクしている事がよく理解されたが、むやみに施設基準化を進める事は決して医療機関の利益にはならず、経済的・時間的に負担を強いる結果になる。今後も国の動向に注視が必要である。

 


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