会長あいさつ
私たちの主張
医療運動
報道関連
共済制度
入会案内
リンク
ご意見・お問い合わせ

北海道保険医会事務局

〒060−0042
札幌市中央区大通西6丁目
6番地 北海道医師会館3階
TEL(011)231−6281
FAX(011)231−6283

 アクセスマップ


Adobe Flash Playerはこちらからダウンロードしていただけます


Adobe Readerはこちらからダウンロードいただけます

アクセスカウンタ

今日 : 96
昨日 : 130
今週 : 96
今月 : 2699
総計 : 1041656
平均 : 368
私たちの主張
私たちの主張 : 薬価算定制度の改革を急げ!

薬価算定制度の改革を急げ!

 
 2015年度の医療費の総額は約41・5兆円と厚労省が公表した。前年度より1・5兆円の増加で、増加率は3・8%である。13年度(2・2%増)、14年度(1・8%増)に比べ、大幅に上昇した。

 そのうち調剤は7・9兆円(9・4%増)であり、技術料が1・8兆円(3・4%増)に対し、薬剤料は6・0兆円(11・3%増)と著しく増加した。薬剤料の増加の半分、約3000億円が「ソバルディ」「ハーボニー」等の高額なC型肝炎治療薬の発売による。保険局調査課は、院内処方も加えると、高額C型肝炎治療薬は「医療費全体の伸び率のおおむね1%分に相当する」と推計した。

 そして「オプジーボ」の適応が15年12月には、悪性黒色腫に加え、非小細胞肺がんが追加承認された。日本の肺がん患者は13万人、うち5万人が使用すると、3500万円(1患者の年間コスト)×5万人=1兆7500億円かかることになり、この一剤だけで薬剤費の20%を占め、医療費を4・2%引き上げることになる。

 これでは、高額薬剤費で国民皆保険制度は破綻する。

 薬価は厚労省・薬価算定組織で算出されるが、議論の内容は公表されていない。「オプジーボ」の薬価については、承認審査を所掌するPMDA担当者が「日本発の薬だから応援したい」と軽いノリで決めたとされており、ルールがないに等しい。
公正で適正な薬価算定のためには、PMDA及び薬価算定組織での議論を公開するとともに、その妥当性を評価する新たな体制も必要である。

 また、適応追加となった場合、再算定するような制度は現在存在せず、すべてを市場拡大再算定の対象とすべきであり、「オプジーボ」の早急な引き下げは当然である。
さらに「新薬創出等加算」と「建値(新仕切価)制度」が市場での取引価格の高どまりの要因となっており、これも即時廃止しなければならない。

 政府はすでに「骨太の方針2015」で社会保障費の伸びの圧縮を掲げている。国民皆保険制度を堅持するため、薬価算定制度の速やかな抜本的改革を強く要求する。


印刷用ページ