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お知らせ
お知らせ : 東日本大震災被災地レポート2

被災地レポート

宮古市での医療活動報告

深瀬デンタルクリニック 深瀬寛也

 今回私は函館の中野敏昭先生(中野デンタルクリニック)と共に、震災3週目の4月2日から11日までの10日間、個人のボランティアとして岩手県の宮古市に歯科医療援助に行ってきました。

 宮古市では歯科医院が数軒流され、また田老地区では唯一の歯科医院も被災しておりました。当時の状態は、被災地の歯科医師会が会員の被災状況の確認のため対応に追われていました。また現地では、被災しなかった医院に患者が集中しており、地元の先生が避難所をまわることが困難な状況でした。

 そこで我々は、宮古市歯科医師会、宮古市市役所の協力のもと、各避難所をまわり医療支援を行いました。このたび、まわることのできた避難所は11カ所。そのうち、「グリーンピア田老」では仮診療室を開設し診療することができました。診療内容はほとんどが入れ歯の調整でありましたが、後半になると、疲労により歯肉の炎症を起こし投薬の必要な被災者の方もいらっしゃいました。また、津波により入れ歯を流された方も多く、新製の希望者がいましたが、県の方から新製はしないようにとのことだったのが今でも疑問に思われます。

 グリーンピアでは人員が不足しているため、診療以外にも施設に届いた支援物資を被災者に配布する作業も行いました。当時は避難地での食料・水などの調達は期待できなかったため、函館より食料50食、飲料水46リットル、その他生活用品、支援物資を車に満載して向かいました。また、遠隔地での宿泊も考えましたが、行動の迅速さを優先し、車中泊としました。

 今回、被災地の診療には歯科医師と現地の役場の方との連携が重要だと感じました。実際に避難所の状態の情報は市役所等に集約されており、我々医療従事者が医療に専念するには、それらとの連携を密にできるコーディネーターの同行も必要と実感させられました。

 歯科では個人医院がほとんどのため、医科のDMATのような病院単位の組織作りは困難だと思われます。しかしながら、地区単位での組織作りは可能ではないでしょうか。また、最終的には、被災地の歯科医師会、役場、被災者の中で復興をしていかなければならないため、被災直後の医療支援の後はこの三者が復興していくために必要な支援の提供を行える体制を構築しなければならないと考えます。

 被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


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